高校1,2年生はもちろん、受験生にも改めて知ってほしいこと、大学入試は厳しいです。
ほとんどの人は初めて受けるわけですが、まず、高校入試とは全く違うものだと思ってください。その上で、EIMEI予備校は「全員が第一志望に合格すること」を目指して指導しています。
「早慶を目指して、とりあえずMARCHのどこかにひっかかかればいいや」
「推薦入試なら、それなりの努力でもなんとかなるでしょ」
「これまでそこそこの努力でなんとかなってきたから、大学入試も大丈夫」
このようなマインドの人は、すべからく全員、第一志望に落ちると思ってください。では、合格できる人とはどのような人なのか、本質的な部分について、抽象化して要素を列挙してみます。
1,入試を自分事として捉えている
正しいことはいつも耳が痛いものですが、それでも言わせてください。そもそも大学進学は義務ではありません。それでも、大学で学びたいことがある、自身のキャリアのために進学したい、少しでも高いところを目指したい、そういう人が受けるべきです。
親に言われたから、学校が勧めるから、みんな大学を目指すから…そのような「思考停止で大学受験をする人」は、どこか他人事のように勉強をする傾向があります。
他人事で勉強をしていると、「本気で学力を上げたい」そう思えません。
他人事で勉強をしていると、親のせい、友だちのせい、学校のせい、とにかく環境のせいにします。
他人事で勉強をしていると、感謝を忘れ、今の自分の怠惰は未来の自分がなんとかしてれると、目の前の問題から目を背けます。
今、目の前のやるべきことをやりましょう。大学入試を通して身につける習慣は一生ものですから、この機会にめちゃくちゃ成長してやりましょう。
2,親から何も言われない、言わせない
親から「勉強しなさい」と言われている受験生は、まだ受験生とは言えません。
というのも、大学入試は自分のためにやる、と思っていませんか?それだけでは視野が狭いです。
受験できるということがどれだけありがたいことか、考えたことはありますか?私の友人に、受験したくても、家庭の都合で受験を諦めざるをなかった人が何人かいます。すぐに働いて、お金を稼いで、それを家族のために使う。仕事しながら勉強して、社会人になってから、大学で学びはじめました。
そう、大学受験ができることは、当たり前ではありません。受験できる環境を親が用意してくれたから、できるのです。感謝の気持ちを持って、1%でもいいから、恩返しのつもりで勉強してみてください。きっと力が湧くはずです。
また、親にガミガミ言われている人、それは「言わせてしまっている」のです。原因は、君にあります。言わせないくらい勉強しましょう。行動を示しましょう。考えを伝えましょう。努力不足、コミュニケーション不足、それらが原因であるならば、自分から改善しましょう。誰かのせいにしているうちは、何も変わりません。
そしておうちの方も、ぜひ子どもの失敗に怒らないであげてください。怠惰に叱咤するのは、ぜひ塾に任せてください。家はくつろぐところ、褒めポイントを見つけて、前向きになる声掛けをしてあげてください。子どもたちも、きっと色々なことで頭がパンクしそうなのです。
3,妥協しない、満足しない、やり抜く
毎年私が受験生に言っていることがあります。
それは「合格というのは、大学に見合う格を身につけられたかどうかで決まる」ということです。
東大に受かる人は、受かるだけの「格」を身に着けています。今、君が目指している大学に見合うだけの習慣を身に着けていますか?
ここでいう「習慣」というのは、日々のすべての言動を指します。
東大に行きたいのに、1日スマホゲームを3,4時間やる人はいません。
早稲田に行きたいのに、休日だらだらテレビばかり見ている人はいません。
慶応SFCにAOで行きたいのに、ビジネスに興味がない人はいません。
日々のこういった言動をつくる意識(思考習慣)が、君の行動を変え、合格するための習慣をつくります。自分の進みたい進路に進める人、第一志望に合格できる人はどんな人か、想像してみてください。そして、今の自分に足りないところと真剣に向き合って、修正してください。
まだ間に合います。
間に合わせてください。
まずは目の前の課題に対して、妥協しないこと
次に、小さな成功体験に満足しないこと
そして、周りの想像を超えるくらいやりぬくこと
全員で第一志望に合格できる日が来るまで、私たちはこれを伝え続けます。頑張りましょうね!