イヤホンをつけて勉強するのことの良し悪しについて

みなさんは勉強するとき、イヤホンをつけますか?

私は学生時代、つけていました。しかし、今となって周りの優秀な先生(東工大、慶応など)と話をすると、どうやらつけていない人が多いなと気付かされます。そのことについて私なりに考察をしてみたので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1,音楽をどう活用するか

イヤホンをつけて勉強している人の多くは、音楽を聞いているのだと思います。テンションを上げるために、勉強のやり始めに聴くのは良いと思うのですが、実際聴きながら十分に集中している人は少ないというのが私の所感です。

 

というのも、「人は脳の構造上、マルチタスクができない」という話をよく耳にするからです。音楽を聴きながら勉強するということは、勉強に向かっているつもりでも、無意識に耳にも意識がいっていることを指します。音楽が聴こえなくなるくらいすぐに集中モードに入れるごく一部の人を除いて、音楽を聴きながら十分成果の出る勉強をするのは、難しいというのが私なりの結論です。

 

 

2,歌詞の有無と集中力

音楽に意識が向かう一番の原因は歌詞にあると聞きます。頭の中で歌いながら英文は読めませんし、数学の読解問題は解けませんし、現代文の論説文は頭に入りません。では、歌詞なしはどうか?という話ですが、それなら問題ないという話も聞きます。

これは私の場合なのですが、静かすぎると逆に集中できないため、カフェなどある程度雑音のあるところで勉強をよくやります。この雑音は「ホワイトノイズ」というらしく、集中の手助けをしてくれるそう。私が学生時代に聴いていたのも実は歌詞なしのホワイトノイズでした。

英語は焚き火の音、国語は川のせせらぎ、日本史は雨の音

のように、科目毎に聴くものをわけていました。慣れてくると、その音を聴くだけで頭のスイッチがバチッと切り替わるので、個人的にはおすすめです。

 

 

 

3,試験本番と同じ環境をつくれるか

私が勉強中の音楽に反対の一番の理由はこれです。

本番と同じ条件で勉強しないと、本番で本領が発揮できないからです。

試験本番は何が起こるかわかりません。貧乏ゆすりが激しい人がいたり、すきま風で体が冷えてしまったり、緊張から腹痛になってしまったりするわけです。普段からイレギュラーな自体が起きても心理的に立て直す訓練が大事で、イヤホンによって自分だけの世界をつくりだしてしまうと、その機会が失われてしまいます。

ですから、自習室では極力イヤホンをしないことをおすすめしています。私もイヤホンをせずに仕事をした方が何倍もはかどります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事を書いた人

二神大輝